オープン・ダイアローグ

オープン・ダイアローグ英語: Open Dialogue)とは、統合失調症に対する治療的介入の手法で、フィンランドの西ラップランド地方に位置するケロプダス病院のファミリー・セラピストを中心に、1980年代から実践されているものである[1]。「開かれた対話」と訳される[2]。統合失調症、うつ病引きこもりなどの治療に大きな成果をあげており[3]発達障害の治療法としても期待されている[4]

現在統合失調症等の精神疾患に限らず会社組織家族等あらゆる場面において個々の生き方やその環境に置いての過ごし方をスムーズにする目的で利用され始めている。

ウィキペディア

わたしたちとオープン・ダイアローグ

任意団体ライクマインズには、ODNJPのオープン・ダイアローグトレーニング基礎コースの修了生が2名参加しています。この2名がトレーニングを受けた学びの中で、残り1名がオープン・ダイアローグを受けることになり、その後、統合失調症の陽性症状など、様々な困難が起こる度に、ミーティングを重ねてきました。

オープン・ダイアローグが日本に紹介されて、オープン・ダイアローグを紹介した書籍も増えましたが、実際にオープン・ダイアローグを受けることができる機会は限られており、トレーニングを受けても周囲からの理解が得られずに、オープン・ダイアローグを続けられないという受講生たちの話をよく耳にします。

また、オープン・ダイアローグを実施する医療機関にかかろうとしても、保険適応にはならないので、1回1万円程度の出費が必要です。この問題を解決するために、私たちライクマインズでは、町田市特養老人ホーム清風園を起点に半径4キロ以内にお住まいの方に限り、オープン・ダイアローグの利用料はクライアントであるお客様自身がミーティングを受け続けられる金額を決めていただきお支払いいただいております。

お支払いいただいた金額が、内規より多い場合は、サスペンディッド・フィーとしてプールさせていただき、それを原資に生活困窮の方への支援に繋げています。

また、区域外の方に関しましては、別途実費でのご相談を受け付けています。詳しい内容はメールフォームまたは電話にてお問合せください。

町田からオープン・ダイアローグなど対話による支援を発信するわけ

人口が42万9935を数える町田市には、精神障がい者の通所施設である地域活動支援センターがたった1箇所しかありません。市議会で議員の方に施設を増やすことはできないか質問をしてもらっても、増やす予定は無いとの回答があっただけでした。他の施設も隣接する地域と比べて格段に少ない状況です。

精神科や心療内科にかかるにも、診療枠の関係で初診受付が少ない状態が続いています。仮に心療内科に繋がったとしても、現代の日本の精神科医療は、問題の症状に投薬での対応しか選べません。薬の副作用や、薬そのものの二次作用により、かえって幻覚妄想が現われる場合もあります。

町田市の福祉行政が変わらないなら、民間で対応できることをやっていこうという意思の元に私たちは活動しています。焼け石に水かもしれませんが、対話の庭やトライローグ実践セミナーを通じて、医療に繋がらなくても自分らしい生き方を取り戻せるまちにしていきたいと願っています。

対面

フィンランドでは、当事者の方のご自宅にうかがうことが多いのですが、日本では他の場所でという声が多く、自治会館や市民センターの会議室を借りるなどして対応しています。場所によっては、別途費用が加算されますがご了承ください。

オンライン

Zoomミーティングを使ったオンラインでのオープン・ダイアローグ、トライローグも実施しています。対面のダイアローグは基本、午前か午後の枠だけですが、ファシリテーターは2名限定となりますが、夜間にはZoomによる面談も受け付けております。